2010年01月27日01:01
「衰えゆく我が身の慎ましやかさを改めて測定し治す。」
今年のテーマは多分、集中だ。
拡大再生方針を幾度となく、上昇と挑戦の高揚と混同しながら戒めては来たが、、
いよいよ、自分の能力を自分自身に効率よく割り振らなければ行けない時期になったようだ。
目を背けたり、捨てたりすることもせずに、そんなことが出来るのか?
そんな最中、(だからこそなのだが。)自らの身体(思考/処理/行動)能力の衰えに愕然とする事件に出会う。
視界の隅で、崩れる人影。(この段階で、既に動態識別能力が衰えている。)
店内から飛び出してきた女性の姿で、思い違いではないことに気づき、ゆっくりと歩み寄る。
顔面血だらけの白髪の初老の男性。
女性が声をかけた後、電話しようと、少し離れたので、静止して、
彼に声をかけながら様子を見る。
鼻腔骨の上の肉(眉間の下)がげっそりとそげ落ちてはいるが、流血は、だいぶ乾いて全身に滴りつつ且つ、ぬぐわれた跡だらけである。
陽気に話を続ける。(わめき散らす酔っぱらい相手にはこれが一番だ。)
崩れて緊張したままの手足をそれとなく伸ばして、話を合わせながら、腕や太ももを確かめたが、伸ばしてみると、硬直はしていない。一安心。上体を起こすと、流血も少し止まる。
近くの人が差し出したティッシュでぬぐった血に本人一瞬正気になったのは良いが、
僕以外の者が目に入った為に、再び興奮して、「なんだおまえは」等と周りにくだを巻き始める。両腕をもみほぐしながら、視界の正面を全てふさぐ状態に。「だーいじょうぶw。みーんなしんぱいしてるんだからー。平気平気」「それより、痛くないの?すごい血なんだよ??」
「お父さん、お医者さんに見てもらおうよ。」「はいはい大げさにしたくないんだよね。」「そうそう勝手だよねーー。うんうんだーいじょうぶだよ?」保険証はもってるらしい事をそれとなく周りに伝える。
後は、彼の口元に耳を近づけて、話を聞いてやるモード。「行政が、!」「私はね?」
同意しつつも、疑問を返して、注意をこちらに。
警官登場。
再び興奮し始める。
警官に合図して、再度視界の正面に入り、「大丈夫だよみんな心配してるだけ。」
「あなたは誰?」「僕は通りすがりですよ(笑)」「あんたはいい人だ。」
おっと、、周囲に攻撃を始める気配。
更に警官増える。
再び興奮も高まり、再度流血も始まる。
警官への説明も必要になり、手薄になるが、手は離せない。
やっと救急隊到着。
ここまでは、まぁ、良しとする。全ての見地からして、最良の解を導けていたとは思う。
彼から手を離し、輪の外に出た僕は、警官に説明しながら、ティッシュを差し出していた女性から、ティッシュをもらい受け、手を拭き取っていると、ウエットティッシュらしきモノを頂く。
!!そして事件は起こった。w
その場を立ち去るときに、僕は、そのティッシュ達を彼女に返してしまったのだ。
しかも、その後、まず先に間違いに気がついたのは、救急隊にアルコールをもらうべきだったと言うこと。
そして、その修正の為に、今時どこにでもあふれている、店頭のインフル対策消毒液(彼女の身なりや言動からほぼ消毒タイプのティッシュだと認識していたりする辺りのちぐはぐ能力)で消毒した後
。。
そのティッシュ達をなんのためらいもなく、「どうもありがとうございました」とか言いながら、彼女に返してきてしまったことに気づいたときにはもはや家にたどり着く頃。
うーーーーむむ。。
夜道で耳まで赤くなったと思うww
今年の正月の旅でも一くだり有ったのだが、、
どうも、封印していた正義派人格が出てきている。
贖罪意識から、善意に走るだけであって、己の中の善と正義を確かめているに過ぎない卑怯な行為だとは理解しているのだ。天国に行きたいキリスト教徒の自然保護闘争と同じだ。
普段、人になんと言われるたるをどこ吹く風で生きている表裏の性なのだ。
測定行為ではなく、自己確認ではなく、全身全霊でぶつかったとしても、それは、吉と出るかは自分以外のその他の事象によって、大いに決定されることも理解している。
去年の暮れに、降りしきる雨の中の路上に落ちている携帯を乾かして、届けたときから、
気づいては居たんだ。
そう。
カテゴリーで行動してはいけない。旗印はどれも正しくはない。
言葉が紡ぐモノは、正当化への目くらましである。
僕が入れるべきスイッチは、
反応や行動や選択ではない。
現時点の能力にとっての最大限の結果を導く為の道筋だ。
その為の測定基準はようやく蓄積され、実用に達しようとしている。
今ここで、必要なことは、では、どうやって、この現実の自分の能力で、それを実行するかだ。
僕にとってのポスト構造は、未見のリアリズム(未見の我-改)なのかもしれない。
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kcさんがテンパっていたコト、ティッシュの彼女も気が付いていたから。
それに彼女もまたテンパっていたはずですから。